採用・人事のブログ ITエンジニアのプロフェッショナルに成長いただく、キャリアプラン、海外研修など。

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キャリアアップ

発行/更新:2024.08

ITエンジニアのプロフェッショナルに成長いただく、キャリアプラン、海外研修など。

今注目されているAIや機械学習のトレンドを知り、これからの事業に応用できることを探りました。
2024年海外研修報告・CES2024視察

4000社以上の出展がある、世界最大規模のCES2024(ラスベガス)を視察しました。広い展示ゾーンの中で、今回は特にモビリティ関連の展示にフォーカスしました。

Amazon for Automotive
AmazonのAWSを用いた自動運転開発支援サービスをトヨタやBMWなどの大手メーカーが利用しています。

TCS(TATA CONSULTANCY SERVICES) Mobility Cloud Suite
自動運転の機械学習を行う上でのAWS上のサービスです。日本の自動運転TAXIの開発を行う際のTier4クリア時に利用。TCSだけでなく、ほかの企業も機械学習支援サービスを提供していました。
自動運転では、自動車自体の性能、搭載センサーの性能、販売地域のローカライズ等で、継続的な機械学習が必要になります。継続的に機械学習することで、AWS、サービスの使用料が継続的な収入につながります。
自動運転の市場は成熟しているため、参画するのは難しいですが、もし、ほかの業界で同じようなムーブメントがあるなら、その機械学習を支援するサービスに早期参画を行えばビジネスにつながるのではと思いました。

サイバーセキュリティの分野でもユーザ同士の通信を暗号化することができる車積載デバイスアプリを通じて、自動車の情報を取得できるようになります。

サイバー攻撃を検知、防御する機能:ファイアウォールやIDS(侵入検知システム)を提供するソフトウェアが、韓国に本社があるAUTOCRYPT社から出展されていました。

また、日本のベンチャー企業であるC社は、リアルタイムでデータの圧縮を高速で行うソフトウェア(工場の生産ラインなどに導入)、また医療向けの高速圧縮ソフトウェア(医療機器同士の通信やMRI,CT,X線装置のデータに導入)の展示を興味深く見てきました。

その後SyberSecurityカテゴリーのブースを見てまわり、ここでも多くのブースが自動車と関係する製品や実績をアピールしている印象でした。SyberSecurity以外のブースでも自動車関係のアピールが多かったため、それだけ自動運転や空飛ぶ車が注目されているということを再認識し、AIが組み込まれた多くの製品やサービスに触れることができました。
AIそのものではなく、AIを使ってどうするか考えていく必要性を強く感じました。
システムソリューション事業部 M  品質ビジネスソリューション事業部 H

 

コロナ禍3年間のテクノロジーやサービスの進化、変化に触れ、デザイン思考による課題解決と、これからのビジネスを考える。2023年海外研修報告・シリコンバレー企業視察

海外研修でシリコンバレーを訪問。まず日本のスタートアップと協働しビジネスを展開している企業を訪問。
そこでこの3年間でIT業界の大量人材解雇があったこと、とりわけコロナ禍収束により、ITバブルも収束し2022年ごろより多くの企業で解雇が始まっていることを知りました。
そして2023年のシリコンバレー銀行の破綻。当初多くのスタートアップ企業に影響がでるものと見られていたが、シリコンバレーの人たちはこの解雇を悲観的に見ていないようでした。それは、彼らの特徴として、失敗や変化を楽しめる人、課題解決を愛する人、さらに前例にとらわれず、挑戦できる人が多くいるからです。
その中で、デザイン思考を中心とした課題解決が浸透していることを知りました。
デザイン思考では、ユーザ視点で課題を設定し、まずは完璧な答えをだすのではなく、仮説を立て小さく失敗しながら、徐々に課題を解決していく。たとえばウォータフォール方式ではなくアジャイル方式、小さく素早く課題を解決する方式です。
この企業では、現状の日本企業で、こうしたシリコンバレーのを化は許容いただくため時間をかけて改善していく必要があるという考えを持たれ、まず、若手から中堅層(30歳代から40歳代)をシリコンバレーに招待し、デザイン思考を中心に研修を行い、将来的に日本の企業文化に根付かせようとしています。

次に、日米に拠点を置くグローバルファンドで、シリコンバレーに進出する企業に投資や教育を行うことを使命としている企業を訪問。ここではデザイン思考を中心にマインドセットを変える研修を展開していました。
日本のある自動車会社は、本研修を実施した役員数人が研修後、企業変革に前のめりな姿勢を見せ始めたため、その後社長が全役員に研修を実施するよう指示したとのことでした。
コロナ禍の以前から、日本企業はこうした新たな思考やオープンイノベーションなどの知識はあったもの、なかなか本流として取り組んでこなかったようですが、コロナという「有事」を経て、本気で取り組み出しました。我々もデザイン思考をいかに今の仕事に活かしていくかを考え、お客様とともに直面する課題に取り組みたいと思います。AST


 

キャリアアップのプラン。「人材」から「人財」への成長をサポート。

当社では、基礎研修から始まり、最終的にマネージャー(管理職)に至るまでのキャリアアップを想定。各段階での研修や現場のOJTを経て、プロフェショナ ルとして、また会社の財産「人財」として成長いただくことを支援します。そのための先輩社員が適切に指導できる、グループとしてのチーム力を重視しています。

また当社は富士通系の事業者として認められた企業のグループである、富士通系ソフトウェア業グループ(略称FSA)の首都圏本部と北陸本部に加盟しており、そこで企画される各種研修を受講することができます。

 

研修内容

● コミュニケーション力養成研修

開発やシステムの維持管理においては、お客様とのコミュニケーションは避けられません。またお客様との良好な関係作りは、技術の仕事を効率よく進めるための大切なプロセスです。日ごろのOJTを重ね、コミュニケーション力を高めますが、外部研修の制度も活用します。

 

● FSAグループ、富士通コアパートナーの企画研修

キャリアに応じた研修、その時代の重要テーマに応じた研修などが企画され、最先端の開発を担う富士通グループとしての情報の共有も個人のスキルアップとして重要素となります。

最近の主な研修テーマを紹介します。

【 ロジック構築実践力強化コース(Java)】
設問内容を理解し、要件を満たすプログラムを正しく効率的にコーディングするスキルを身に着けます。
仕様書通りにスラスラ、サクサク、プログラムを書けるようになるための実践講座です。

【 デザイン思考ワークショップ 】
ユーザ中心の考え方による問題解決型アプローチの「デザイン思考」を学びます。
新たなサービスやビジネスを創造するプロセスを体感できます。

【 FSA海外研修 】
IoT、AI、ブロックチェーン、ビックデータ、サイバーセキュリティなどの米国の最新ICTビジネスを知るために、アメリカシリコンバレーの企業への訪問やイベントに参加し、本場の空気を肌で感じます。

【 コンプライアンス研修会 】
コンプライアンスの重要性についての研修会です。

【 品質研修会 】
品質評価報告書の作成ノウハウ、作成ポイントを学ぶ研修会です。

 

● ラーニングエージェンシー オンライン研修(一部紹介)

【 ポジティブ・リスニング 】
お客様との商談、社内会議、打ち合わせなど、相手の話をしっかり聴き、本音を引き出すためにはポジティブリスニングが重要です。そのノウハウを学びます。

【 ロジカル・シンキング 】
プログラムの設計やプレゼン(相手を納得させる)には「筋道を立てる」ことが求められます。
その力をつけるための手法を学びます。

【 タイムマネジメント 】
業務を効率よくこなすには、もっとうまく時間を使う必要があります。
時間の使い方の現状診断をし、タイムマネジメントのノウハウを理解した上で、改善策を立案し、明日からの実行に繋げる研修です。

【 プレゼンテーション 】
プレゼンテーションのシナリオを作成する上でのポイントを体系的に学びます。